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「開発元が未確認」のアプリを開く


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MacOS 10.8(10.7.5)以降、App Sotre以外などでアプリをダウンロードし、起動しようとすると「Mac App Storeからダウンロードされたものではないため開けません」という警告メッセージが上記のように表示されるようになりました。
しかも、無視して開くような項目もなく、OKボタンのみ。(何もなかったようにされてしまいます)
これは、Apple社が導入したGatekeeper機能により、実行ファイルの開発元が確認されるようになったことによるもので、不明な提供元からのアプリケーションが意図せずインストールされる事態を回避することができます。

 
ではこのアプリは2度と開けないのでしょうか?
いえ、そうではありません。一時的(もしくは恒久的に)セキュリティの設定を緩くすることで、開くことが出来ます。
これには2つの方法があります。
1.アプリを起動するときに、特定のキーとと共に起動し、一時的にセキュリティを解除する方法
2.環境設定から、ダウンロードしたアプリの事項許可設定を変更する方法(あまりおすすめしません)
どちらも最初の起動時にするだけで、それ以降同じアプリの起動は通常通りで問題ありません。

 
1.特定のキーとと共に起動し、一時的にセキュリティを解除する方法
ダブルクリックではなく、右クリック(またはctrl+クリック)でコンテキストメニューを出し、「開く」を選ぶと、下記の画面になります。
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感覚としては、「一時的にセキュリティを解除し、そのアプリを例外に設定する」というところでしょうか。

 
2.ダウンロードしたアプリの事項許可設定を変更する方法(非推奨)
環境設定 >> セキュリティとプライバシー >> 一般タブ、とすすみます。
ダウンロードしたアプリケーションの実行許可を変更します。(変更には管理者パスワードが必要になる場合があります)
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これで、「すべてのアプリケーションを許可」にすれば、警告なく開けるようになります。
これでは、Gatekeeper機能が全く働きませんので、初回起動後すぐに元にもどしておくことを強くお薦めします。

後述した方法をオススメしないのは、設定が手動であることと、設定の直し忘れなどによるセキュリティ上の危険があるからです。
もちろん、あくまでも「安全ではないかもしれないアプリケーションを起動する」ということなので、この方法が必要なアプリケーションを使用する時には、ユーザー自身によって信頼できるものかどうかなどを考え、自己責任で行ってください。