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Windowsをインストールしたら、「Boot camp アシスタント」が使えなくなった


k_bootcampassistant-01
最近のMacはBoot campを使うとWindowsも動きますよね。とても便利です。

しかし「Boot camp アシスタント」に則ってWindowsをインストールした後、
同アシスタントを起動すると「起動ディスクにはパーティションの作成および単一パーティションへの復元はできません」と共に、インストールディスク作成や削除といったことができなくなってしまいました。
原因はWindowsのインストール時に余計なパーティションができてしまったため。
それらを綺麗に取り除きます。

機種:Mac Pro 2013(SSD:512GB)
OS:YosemiteにWin8.1を同居

スクリーンショットを取り損ねてしまったので、Apple公式のサポートを思い切り引用しつつ、追加情報を文字で説明します(スミマセン)

※この記事を試す前に必ずMac側、Windows側共にバックアップを取っておいてください。
ディスクの情報に直接手を入れるため、間違えた操作でデータが消えてしまうことがあります。
また後述するWindowsの「システム修復ディスク」をあらかじめ作成しておいてください。

Boot Camp:Boot Camp アシスタントの使用中にパーティション警告メッセージが表示される
https://support.apple.com/ja-jp/HT203913

上記のサイトのように、
ディスクユーティリティで
Macintosh HD : Yosemiteの起動ディスク
BOOTCAMP : Win8.1の起動ディスク
以外を削除します。

この時私の環境ではサポート記事と同じく「disk0s3」と「disk0s5」の二つが余計なパーティションとしてでてきました。「disk0s5」は問題なく削除できたのですが、「disk0s3」は「Microsoft Reserved Partition」として消せない状態でした。

そこで「disk0s3」を選択、消去タブで「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」でフォーマットし、その後SSDのパーティションタブで「disk0s3」を「-(マイナス)」ボタンを押すことで、跡かたもなく削除できました。

この作業でBoot campアシスタントが正常にもどりました。
k_bootcampassistant-02
Boot campは一つの内蔵HDD・SSDに1つのMacOS、1つのWindowsまでのパーティション構成しか認めないのにもかかわらず、Windowsのインストーラが隠しパーティションを設定したために起きたトラブルでした。

ちなみに「Microsoft Reserved Partition」とは何か調べてみたところ「BitLocker」というMS純正製ディスク暗号化ソフトが使う、起動を進めるためのパーティションのようです。(私は使用していません)
私の作業時は問題なくMac、Win共に起動もできたのですが、この仕組み上削除するとWindowsが起動しなくなる可能性があります。
復旧方法としてはWindowsで「システム修復ディスクを作成する」ことで復旧できるようです。またググってみると、その修復で新たに「Microsoft Reserved Partition」が作成されないようです。

なお、この作業のためなのか、もうすでになくなっていたのかわかりませんが、「Recovery HD」という、Macを修復するための仕組みも削除してしまっていました。
コマンド+Rを押しながらの起動が使えるので、運用上全く問題ないのですが、iCloudで「Macを探す」機能が使えなくなってしまいました。
こちらの復旧方法はまた別途記事にします。