今回の記事は技術よりの考察のお話です。
−−MacBook Pro Retinaディスプレイモデル。
文字が綺麗で読みやすい、画像が綺麗、もう戻れない、などいろいろ聞くモデルですが、
Photoshopなどで画像を処理する観点から考えると、
「解像度」ってどうなってるの?という疑問が尽きない。
筆者はたまたま13インチMacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2012)というモデルを所有しているので、
調べてみたことを書き連ねてみます。
もし購入したり、使っていて悩んだ時の解決になれば幸いです。
このモデルはディスプレイの実際のピクセル数は2560 x 1600ピクセル。
http://support.apple.com/kb/SP658?viewlocale=ja_JP
しかしシステム環境設定のディスプレイ設定欄、デフォルトの解像度は
「擬似解像度:1280 × 800」という表現を使っています。
この擬似解像度は4種類選ぶことができますので、
それぞれでスクリーンショットをとって、比較してみましょう。
(スクリーンショットはJPEGに変換しただけの画像のため、画像サイズが巨大です。注意。)
システム環境設定の 擬似解像度 |
スクリーンショット | スクリーンショットの 画像情報 |
1024 x 640 | ||
1280 x 800 (デフォルト) |
||
1440 x 900 | ||
1680 x 1050 |
このスクリーンショットの情報見ていくと、下記のように情報をまとめられます
ディスプレイの ピクセル数 |
システム環境設定の 擬似解像度 |
スクリーンショットの ピクセル数 |
スクリーンショットの 解像度 |
2560 x 1600 ピクセル(固定) |
1024 x 640 | 2048 x 1280 | 144 ピクセル/インチ |
1280 x 800 | 2560 x 1600 | 144 ピクセル/インチ | |
1440 x 900 | 2880 x 1800 | 144 ピクセル/インチ | |
1680 x 1050 | 3360 x 2100 | 144 ピクセル/インチ |
※143.99ピクセル/インチ=144ピクセル/インチとして表記しました
ここから分かることは、MacBook Pro Retinaの描画は
擬似解像度の縦横それぞれ2倍のピクセル数で描画を行い、
ディスプレイネイティブの2560 x 1600ピクセルへスケーリング処理を施して表示を行っているようです。